学帽のショタ
ジョジョラーの友人がいます。
高校生の時からで、論理的で冷静、少し皮肉屋なところがありますよ。
理系で総合職に就いておりその面では憧れでもあります。
結婚間近の彼氏ともうすぐ多治見に引っ越すようですよ。
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学帽の男の子がバス停の前にいます。
見た目は6-7歳、学帽を被り小さな学ランで、ランドセルを背負っています。
まるで昭和のモノクロ写真から浮き出てきたかのようですよ。
いつも通る道のバス停で、ベンチも雨除けもなく看板が立っているだけのそこで、必ずこちらを向いています。
男の子の他にそのバス停に並ぶひとはいません。
2-3時間に1本程度しか走らない便が男の子の通学路なのでしょう。
まだ薄暗さの残る朝、バス通学するには幼すぎる見た目の、古典的な服装をした小学生がじっとこちらを見ているのは、その、大変申し訳ありませんが幽霊にしか見えませんでしたよ。
彼はいつもそこにいます。
時間を変えるといなくなっています。
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風呂は私の人生において重要なことです。
人事を尽くして天命を待つ。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。